2021年7月20日

除草・大掃除の後に、吹奏楽部壮行式、全国大会出場壮行式、表彰伝達式、ALT離任式、終業式を行いました。三密を防ぐことから全校集会ではなく、3年生は体育館、1,2年生は、教室でのライブ配信の形で実施しました。

校長訓辞の要旨です。

1学期の始業式で、「凡事徹底」を実践することをお願いしました。「凡事徹底」とは、夢や目標を達成するには、奇抜なことをすることではなく、当たり前のことを当たり前にできるか、徹底してできるかにかかっているということです。キーワードとして「時間・記録・感謝」3つをあげました。

時間 時間を守り、有効に使うこと。始業2分前着席、平日の最低学習2時間。学校を休まないこと。

記録 人間の記憶は曖昧ですので、しっかりと記録をつけること。「スコラ手帳」に記録を残すこと。

感謝 今年は、県高校総体などの大会やコンクールが実施されました。昨年は残念ながら中止でした。皆さんが当たり前のように生活できることは、多くの人の支えがあるからで、感謝の気持ちを忘れないことです。感謝を表す行動として挨拶をすること。

 以上3つことを振り返り、自己採点をしてみてください。自分がどれだけできたか、考えてみてください。難しいことはありません。誰もが普通にできることです。「当たり前のことを当たり前に」どうか、継続してください。

 明日から夏休みに入るわけですが、高校生にとって、夏休みは補習や部活動などがあり、忙しい日々が続きますが、自由な時間も作れる期間でもあります。その時間をどのように使うかが大切です。無駄に時間を過ごしてはいけません。この夏に、しっかりと目標をたて、目的を持った行動を心掛けてください。この40日で、大きく変わることができるし、変わらないといけません。

 3年生は、明日から本格的な進路実現に向けた厳しい戦いが始まります。この夏は、人生の中で1番勉強する夏だと考え、しっかりと学力を伸ばしてください。学力を伸ばすには、学習の質と量が大切です。質を高めるには、希望する大学に向けて、「必ず合格する」「合格できる」という強い信念を持ち、意欲が高めることです。学習の量は、とにかく机に向かうことです。「勉強しすぎて、困った」という話は聞いたことはありません。「あのとき、もっと勉強すればよかった」という話が多く聞かれます。運動には、限界がありますが、学習には、限界がありません。とことん、机に向かうことです。

 1・2年生は、補習や部活動などで忙しい中にあっても、日頃できないことに挑戦してみてださい。例えば、地域行事やボランティア活動など、学校から離れた活動に参加することです。その体験から学ぶことも多くあり、それぞれが財産になると思います。

 最後になりますが、「命」の大切さを忘れないでください。何をさておいても、最も大切なものであり、「命」があってこそ、いろいろなことができます。自分の命を大切にすることは当然ですが、他の命も同様に大切にすることです。つまり、他を傷つけることがないようにしてください。自分では、意識してなくても、他を傷つけていることがあるかもしれません。どうか、相手を思いやる気持ちで命の大切さを感じてください。

 夏休み期間中も、新型コロナウィルス感染症予防対策を講じて行動し、2学期が始まるときに、全員が健康で笑顔をもって臨んでくれるものと信じます。