5月になりました。臨時休業も5月10日(日)まで延長され、生活や学習、部活動の心配が募る毎日だと思います。学校は生徒のみなさんがいてこその場所だと改めて感じています。「早く授業をしたい」、「部活動で動きたい」、と私たちも早く元気な声を聞けるよう願っています。学校での勉強はとても大切ですが、今は何よりも命と健康を守ることが第一優先であるということを考えて、自宅でできる家庭学習を一生懸命実践しましょう。ご家族の方とも会話をしましょう。特に3年生は自分の進路について話をしてください。
話は変わりますが、
17世紀はヨーロッパの各地で ペストの流行が頻発した世紀でした。数学者・物理学者として有名なアイザック・ニュートン(Isaac Newton:1642年~1727年、イングランド)は1661年にケンブリッジ大学に入学します。ところが、1665年にイギリスではペストが大流行し大学が休校となり、ニュートンは故郷のウールソープへ一時帰郷します。故郷で落ち着いてじっくりと思索していたニュートンはこの休暇中に、「微分積分」、「光学において光のスペクトル分析」、「万有引力」の研究に没頭しました。「ニュートンの三大業績」とされるものは、いずれもペストを逃れて故郷の田舎に戻っていた18か月間の休暇中にできたものだそうです。この期間は「ニュートンの創造的休暇」と言われ、物理学にとって「奇跡の年」と呼ばれているそうです。
受験生としての大切な1年がスタートしたばかりの58回生にとっては、一日一日が非常に貴重です。貴重な時間だからこそ、この先が見えない状況に不安を感じます。誰もが経験したこととのないこの現状に屈することなく前に進もう! 私たちは最善の準備をして学校が再開される日を待っています。今できる最大限の努力を続けよう。
頑張れ!58回生! 負けるな!南高生!
第3学年 相川 真太郎