オンライン講義 長崎大学「熱研夏塾」

 7月19日(日)長崎大学熱帯医学研究所主催による「熱研夏塾」が開催されました。新型コロナウィルスの影響でオンラインでの受講となりましたが、本校から6名の生徒が参加しました。
 今年は同大学感染症共同研究拠点の吉川禄助助教から「人類とウィルスの攻防」というテーマで講義があり、ウィルスはどこから来たのか、これからどうなっていくのか、また、ワクチンの働き、抗ウィルス薬の開発などについてなど貴重なお話がありました。特に、COVID-19診断のための「LAMP法」は熱研が独自に確立した検査法であり、PCR検査よりも短時間で結果が出ます。身近なところで最先端の医療検査が開発されていることに生徒たちも感銘を受けていました。

 講義後の質疑応答では、本校生徒から「抗ウィルス薬を開発してもウィルスが変異してしまうと効かなくなるのではないか」「高校生にできる感染拡大防止対策は何か」といった質問が出され、吉川先生からは丁寧でわかりやすい説明をいただきました。
 生徒たちはいずれも医療系の進学を目指しており、「研究の最前線のお話を直接聞くことができ、ますます興味が湧きました」との声が聞かれました。このような学びの機会をいただき、長崎大学の皆様には深く感謝申し上げます。今後もこのような機会を捉え、学校にいながらでも充実した学びができるように計画していきたいと思います。