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SSH活動情報

〔SSH〕キャリア・サイエンス講座Ⅳ(3年生)、キャリア・サイエンス講座Ⅰ(2年生)

6月14日(金)、2・3年生のキャリア特進コースを対象に長崎シビックホールにてキャリアサイエンス講座を実施しました。3年生は昨年度に続き4回目、2年生は初めての講座です。

データサイエンスとキャリアの関連性についての講義を受けたあと、4名の講師の方のこれまでの経験から、
◇キャリア形成で大切にしていること
◇現在の仕事とサイエンスとの関わりについて
◇社会人になってからの継続的な学びについて
などをパネルディスカッション形式で学びました。

最後にグループに分かれて討議を行い、今日の学びで感じたとこやそれぞれの将来についての思いを出し合いました。

【講師】
野口美砂子 NPO法人インフィニティ代表、国家資格キャリアコンサルタント
瀧 信彦  エンゲージメントパートナーズCEO、前メットライフ生命保険会社(株)執行役員長崎本社担当
小橋川直美 長崎大学病院看護師長、アドバンス助産師、国家資格キャリアコンサルタント
下田真太郎 理学療法士LionK代表、百合野病院勤務、認定理学療法士

 

 

 

 

【生徒の感想】

◇私は今回の講座を聞いて、もっと色々なことにチャレンジしていきたいと思えるようになりました。先生方と今の私の考え方の一番の違いは、リスクを恐れるか恐れていないかでした。私は怒られたり失望されたりすることが怖くて現状維持のことばかり考えていて、失敗するようなチャレンジはしたくないという思いでした。「出来なかったときは出来なかったというデータが取れただけ」という意見にハッとしました。そのことをリスクだと思わないと断言されたことに驚いたのと同時に私もそういう考え方に変えていこうと思いました。

◇初めてあんなに心に残る講座を受けました。私達よりもたくさんの様々な経験をされている方からの話はとても勉強になりました。みなさん生き生きと話しをされていてかっこいいなと思いました。リスクを考えないで行動するという話はこれから色々な場面に出くわす私たちにとってとても学びになりました。

◇知識と経験は人生を豊かにするという言葉がとても印象に残っています。いろいろなことに挑戦し、失敗を恐れずにやることが大切なんだなと気づきました。

◇今回の講座からキャリアとサイエンスの関係性について知ることができました。また4人の方のパネルディスカッションがすごく印象に残りました。特に、精神的な面の話をしていた時に、「しんどい時は成長しているとき」という言葉がありすごく印象に残りました。私は何でも自分ひとりで抱え込んでしまい、精神的に辛い思いをすることがよくあり悩んでいました。この言葉を聞いて「しんどい時は成長している!」というように前向きに捉えることができました。

◇今回の講座を聞いて、将来の夢について改めて考えることができました。特に、辛い道と楽な道があったら辛くて難しい道を選んだほうが良いという言葉が印象に残りました。また、どんな事でも内向きに考えるのではなく、視点を外向きに考えていくことで、今まで気づかなかったことや、新しいことに出会えることを学びました。

◇今回の講座を受けて思ったことは、ありのままを受け止めるということです。人とよく比べてしまうけど、今の自分自身を受け入れて、自分の行動を変えていくことが大切だということが分かりました。やってみないと分からないし、悪い方に向かっても悪いと思わず、失敗しても落ち込む必要もないし、むしろ「成長している」ということを聞いたことによって、物事に対する考え方も柔軟になって安心しました。

会議・研修 SS探究Ⅰ(ガイダンス)

1年生のSSH活動が始まります。
5月14日(火)、スタートにあたってガイダンスを行いました。

・SSHとは
・これから始まるSS探究について
・2~3年生で行う課題研究活動につて

探究・SSH推進課の先生から説明がありました。
これから、科学への興味関心を高め、科学的思考力・判断力を持って社会で活躍できる人になるための授業を行っていきます。広い視野で物事を見る・考えることができ、多角的・総合的に「科学的」な視点で「知る」「気づく」「考える」力をつける、「 南高STEAM 」が本校SSH活動のキーワードです。

生徒が楽しみながら主体的・協働的に取り組むことができる活動を通して多様な力を育て、夢を実現できる南高生へと成長していきます。

 

会議・研修 〔SSH〕キャリアサイエンス講座Ⅲ(キャリア特進コース)

1月23日(火)、2年生のキャリア特進クラスを対象に『実社会でのものの見方や考え方を体験する』をテーマにキャリアサイエンス講座の3回目を実施しました。講師の平先生が現在実践されている「ボディートーク療法」という治療のツールから、自己分析や医療現場、実生活でのものの見方や考え方を深めていただきました。

「量子物理学からみたメンタルケア」~職業人に必要な視点・視野・視座~
 講師 平貴天 氏
元長崎大学医学部第一外科研究班において「免疫とストレス」などの研究に従事。
現在は、量子物理学(理論物理学)や振動医学などを通して、心(精神)と身体のつながりを研究し、ボディートークを実践しながらクライアントのQOL(クオリティー・オブ・ライフ:生活の質)を高めていくことに邁進されている。

 

 

[ 生徒の感想 ]

◇病気などに自律神経が関わっていたことや大脳皮質のテクニックなど知らないことが多かった。「実は意識は10%で残りの90%は無意識」というところに一番驚いた。やはり看護師を目指すので、体の機能や体と感情などの関係性を調べて、知ることが大事だと思った。

◇講座を聞いて看護だけでなくいろいろな職業で使えるので私が将来どんな職についても活用していきたい。また、平さんのプロフィールを見ると大人になっても常に学んでいて、それが終わっても気になったことを長い時間がかかっても研究をしていたりしているのを聞いて、私もたくさんの勉強をしないとなと思った。特に、興味のあることから調べて行って知識などを増やしていきたい。

◇今まで知らなかったことや考えてなかったことを聞くことができて少し視野が広がった気がした。今回の講座で考え方や物事のとらえ方をいい方向に持っていけるように日常生活の中で取り入れていきたい。

◇体のつくりなどと同時に心のケアについても少し興味を持ったので、深めていけたらいいなと思う。

◇人生の中で沢山挑戦して、失敗から学ぶことが大切だと思った。視座を高めて自分自身の可能性を広げたい。

飛行機 SSH海外研修(タイ)

4年ぶりに海外研修を再開し、科学部4名がタイを訪問しました。

今回のメインの活動は、タイ・日本学生サイエンスフェア(TJFS)への参加です。英語で研究発表をしたり、現地の高校生との交流やフィールドワークを通して、科学英語を海外で発信するという貴重な体験ができました。
また、市場や果樹園、ゾウの飼育保護施設、養蜂園などを訪問し、現地の自然や文化に触れることで、タイ独自の伝統文化や熱帯の植生などたくさんの研修成果を得ることができました。

  

  

研修の詳細や活動中の様子はこちらをご覧ください。

R5海外研修(活動報告).pdf

R5海外研修(写真).pdf

会議・研修 〔SSH〕キャリア・サイエンス講座Ⅱ(キャリア特進コース)

11月16日(木)、2年生のキャリア特進クラスを対象にキャリア・サイエンス講座の2回目を実施しました。
『自分の進路先の学びを体験する』ために、看護・スポーツ・芸術の3コースに分かれて専門分野の先生から講義を受けました。次回は1月に『実社会でのものの見方や考え方を体験する』ための講演を予定しています。

【看護コース】

「人生の最終段階を自分らしく過ごすために~人生会議の模擬体験~」
長崎県立大学看護栄養学部看護学科 馬場保子先生

  

*生徒の感想*
〇今まで自分事として死というものを考えたことがなかったのですが、今回の講座を受けて誰でもいつでもいつその死が来るかはわからないし、いつもの当たり前が当たり前でなくなることがとても怖いなと思いました。また、日頃から小さなことにも感謝することが大切だなと思いました。
〇看護は分野で分けるとたくさんの種類がありますが、「終末期ケア」は今まで視野に入れたことがない分野だったので、いい経験になりました。カードゲームをして実際にいろんな人のいろんな価値観があることを改めて感じました。
〇今回の講座を受けて、人生の最期のことについて考えたことは今まであまりなかったからいい機会だったと思いました。普段あまり考えないことだったから面白かったです。人によって価値観が全然違うと感じました。

 

【スポーツコース】

「競技動作の科学的分析の活用と強固な組織(チーム)創りの考え方」
長崎県スポーツ協会 小柳勝彦先生

  

 *生徒の感想*
〇目指している職業はまだ決まってませんが理学療法士に興味があり今回の講座を選択しました。スポーツ科学についてのお話を聞いて、そもそも理学療法士を目指して自分がどうなりたいかと考えた時に、すぐに答えが出てきませんでした。誰でも何かの素質を持っていることを聞き、それが自分は何なのか未だに分かっておらず、見つけるには自分探しが大切だということを学んだので、自分探しをしていく中で本当になりたい自分を見つけて行けたらいいなと思いました。
〇スポーツに関する仕事は、幅が広いことがわかりました。島にスポーツを広める仕事があることを知り、スポーツをやる側だけでなく、応援するなどをすることでスポーツに関われるので、いろいろな方法があると思いました。
〇講座を受けて自分の考えに間違えている部分、合っている部分が明白になり改善すべき点が何個もあったのでその課題を1つずつ改善していって春にはそのすべてをクリアしたいと思います。

 

【芸術コース】

「アート思考で既成概念を乗り越える Vol.2 ~アートが科学に示唆する思考法~」
長崎大学教育学部 西田治先生

   

 *生徒の感想*
〇音楽系の進学希望でも、それ以外でも、共通して言えることを学ぶことが出来ました。自由は子供の時ならではのものだと思っていたが、大人は自由のみを与えられることを難しく感じる(実際に私も思う)ので、枠を決めて自由にすることが必要な事なんだと気付かされました。