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SSH活動情報

お祝い SSH課題研究「デジタル教育」班がCIEC春季カンファレンスで奨励賞を受賞しました

 3月に行われたCIEC春季カンファレンス(コンピュータ利用教育学会主催)のU18部門で3年生の栗山真幸さん・猪村美結さん・堺あゆみさん・森田陽菜実さんの「デジタル教育」班が奨励賞を受賞しました。

 同班は「高校生は1人1台端末を学習にどう活用し、どのような効果を感じているのか」をテーマに、量的・質的の両面から研究を重ねてきました。

 班員の猪村さんは「この度はすばらしい賞をいただき、誠にありがとうございます。今回の大会への出場は、私たちにとって大きな成長の機会となりました。今後はいただいたご意見を踏まえ、高校生の学びやすさや学力の向上に繋がる研究をしていきたいと考えています。」というコメントを寄せてくれました。

 自分たちの身の回りから課題を発見し、地道に調査を重ねることが研究に繫がると示してくれた4人。下級生の皆さんも自分の気づきを大切に、自身をもって課題探究を進めてほしいと思います。春季カンファレンスの表彰

SSHトレーニングⅡ 課題研究中間発表会

11月15日(火)、2年生全員が取り組んでいる課題研究の中間発表会を行いました。
それぞれの研究テーマに対する仮説とその検証方法、現時点で得られているデータを含む進捗状況などを、審査員と1年生に向けてポスターセッションしました。質疑応答を通してたくさんの気づきを得ることができました。また、審査員の先生方からは新しい視点や専門的なアドバイスをいただくことができました。今回の発表会で得られたことを活かして、これからの研究がさらに充実したものになるように努力していきます。
1年生は、先輩たちの発表を真剣な表情で聞いていました。難しい内容もありましたが、自分たちが2年生で取り組む課題研究に向けて良い刺激になったようです。

 

 

会議・研修 未来デザインスクール

10月28日(金)、1・2年生を対象に未来デザインスクールを開催しました。大学や企業の先駆的な研究・取組を講師とのポスターセッションと対話を通して学び、社会への科学の貢献について理解を深めることを目的としています。
今年度は、大学から28ブース・企業から11ブース・官公庁から11ブースを出していただき、合計50個のブースを設けることができました。生徒たちは、それぞれの興味関心のあるブースへ行き、講師の先生の話を聞きました。専門的な内容で難しい部分もありましたが、先生に丁寧に説明していただいたり、質問をしたりして理解を深めました。
各分野の研究や社会問題解決への取組を知ることで、生徒たちの視野が広がったことと思います。また、1年生はこれからの課題研究のテーマ設定に向けて、2年生は現在進めている課題研究について、新たな気づきを得ることができました。
ご参加いただいた講師の先生方、貴重な機会をありがとうございました。

 

 

 

会議・研修 SSHトレーニングⅠ 企業・研究センター訪問研修

10月14日(金)、SSHトレーニングⅠで企業・研究センター訪問を行いました。
1年生は、10か所の企業・研究所から希望の研修先を選んで訪問し、講義や施設見学、実習を受けました。生徒たちはメモを取ったり、タブレットで写真を撮ったりしながら、興味深そうに熱心に研修に参加していました。

ペンギン水族館 環境保健研究センター 恐竜博物館

工業技術センター 扇精光ソリューションズ 農林技術センター

[生徒の感想]

◆今回、環境保健センターに行ってみて、研究を成功させるためには、1つ1つの道すじを丁寧に立てて研究を行うことが大切だと思いました。私は、放射線に関する体験をさせていただいた中で、内容が難しかったことろがあっても、進路に関わる内容だったので、意欲的に参加し、学ぶことができました。興味のあるテーマを見つけて、SSHの活動に取り組んでいきたいと思います。(環境保健研究センター:Kさん)

◆現代の農業は私の想像をはるかに超えるハイテクさだった。果物をはさむと大きさや重さが分かる機械や、ドローンを使った農薬の散布など、農家や研究者の方々の工夫や努力の結晶を見ることができた。ただ、継承者不足という大きな壁に立ち向かっていて深刻さを身にしみて感じた。(農林技術開発センター:Hさん)

◆長崎新聞社では、記者60人、総勢約100人の方が働いていました。デジタル部や運動部など13の支局で構成されていて、たくさんの人が自身の特色を活かして一枚の新聞を作り上げていました。現代社会の課題である「若者の新聞離れ」を改善すべくLINEでのアンケートやwebニュースなど様々な場面で工夫されていることを知り、1889年以来、県内シェアNo1の理由に迫ることができました。(長崎新聞社:Dさん)

◆島原の火山を初めて見て、とても大きいと思ったし、自然は怖いなと思いました。地層を見てどの時期に噴火したのか、どの方向から火山灰が降ってきたのかが分かることを知り驚きました。「デイサイト」という石は、他の石と違い、ゴツゴツしていて中にキラキラとしたものがたくさん入っていました。また、砂防ダムの堤防がとも特徴的で、水害を防ぐための技術が素晴らしいなと感じました。(島原半島ジオパーク:Mさん)  

[訪問研修先一覧]

・長崎県窯業技術センター
 (新材料や廃棄物の再資源化などの研究開発、陶磁器産業支援の基盤技術などを紹介)
・島原半島ジオパーク
 (雲仙普賢岳噴火災害の脅威を学ぶとともに、災害から復興を遂げた経験や教訓を学ぶ)
・長崎県工業技術センター
 (地域産業の技術開発支援機関として、技術相談や研究・試験等を実施)
・長崎県環境保健研究センター
 (研究ゾーンの施設見学に加え、気候変動適応に関する講義やマイクロプラスチックの検査体験等)
・長崎県農林技術開発センター
 (果樹栽培におけるスマート農業の取り組みについて紹介・実演・体験)
・長崎市恐竜博物館
 (館内を回りながら博物館の学芸員の仕事を紹介)
・扇精光ソリューションズ株式会社
 (車両位置情報システムをはじめ、ICTの商品開発を行い、地域経済や防災に寄与)
・長崎ペンギン水族館
 (ペンギンや魚類等の生態の研究と公開を行っている。バックヤードでの見学・説明を受ける)
・株式会社ウラノ
 (航空機やロケットの部品など金属加工製品の提供をはじめ、食用コオロギへの挑戦を行っている)
・株式会社長崎新聞社
 (新聞記事を作成するところから相手に伝わりやすい記事をつくるためにどうするか講演)

会議・研修 SSH全国生徒研究発表会

 8月3、4日、神戸市の国際展示場で開催された、SSH全国生徒研究発表会に参加してきました。この発表会は、全国200以上のSSH指定校から、代表生徒が集まり互いの研究を披露し合う大会です。本校からは、細菌の「フリッキング」というベン毛運動の研究を行った班から3名が参加しました。課題研究に取り組む全国の高校生と、互いに対話や質疑を通して交流を深めるとともに、科学の各分野様々な研究内容に触れ、研究の手法や考察の進め方等について多くの刺激を得るとともに、自分たちの研究の不十分なところにもたくさん気付くことができました。