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2025年10月の記事一覧

R7未来デザインスクール

10月21日(火)に「未来デザインスクール」を開催しました。

今年度は36ブース(大学22、企業5、研究機関3、官公庁6)、40名を超える講師の方々による、生徒との対話を重視した会でした。1年生は進路選択や来年度の課題研究テーマ設定の参考に、2年生は現在取り組んでいる研究をより深めるためのヒントを得ることができました。

生徒の感想の中には、「身近な道具を科学の視点で見ると、今まで見ていた世界とは異なると知って驚いた」など、未来デザインスクールの経験が新しい世界との出会いにつながったようでした。生徒の中には積極的に講師の先生方に自分が取り組んでいる課題研究の内容を説明し、新しい知見を得たり、ほかの実験方法に気づくなど課題研究の深化につながる場であったようです。

 

 ご協力いただいた講師の皆様、誠にありがとうございました。

【SSH科学部】長崎学生ビジネスプランコンテスト2025

 10月18日(土)に出島メッセで「長崎学生ビジネスプランコンテスト2025」が開催されました。

 本コンテストは長崎県の地域経済活性化を目的とし、県内の学生を対象に大学発ベンチャー企業の発掘、育成支援、チャレンジ精神を要請する場として開催するものです。高校、高専、大学の計65団体の募集があり、予選を通過した10チームが発表を行いました。高校生として予選を通過したのは本校生徒を含む1チームのみでした(昨年に引き続き2連続)。

 本校3年、池田光毅は五島南高校3年生の宇都宮さんと協働で進めてきたビジネスプランを、多くの起業家や大学生を前に堂々と、わかりやすくプレゼンしました。結果としては本コンテスト最多の4つの企業賞受賞(安達賞、大阪鋼管賞、長崎自動車賞、メモリード賞)でした。グランプリを受賞できなかったため悔しさが残ったようでしたが、専門的に活動している大学生たちの中で活躍している姿に、多くの審査員が評価をしてくれました。本校は2年連続で参加、受賞しています。SSH等で身につけた課題設定力やプレゼン力が活かされていると感じられます。

 昨年度、参加・受賞した本校OBも参観して、プレゼンレベルの高さ、積極的な行動力、実現可能性にびっくりしていました。

【科学部・SSH科学部】38班 竹魚礁第3弾作成のために竹の間伐に行きました!

10月13日(日)に、森林ボランティア団体TAKENOENさんに所属されている円福寺の住職さんの許可を得て、円福寺私有地の山で竹の間伐を行いました。今回は若い竹を中心に間伐し、前回同様同じ長さに切りそろえて持ち帰りました。
現在、第2弾まではペンギン水族館の水槽内に設置していただいていますが、次はいよいよ海に設置します。潮流に耐えうる魚礁になるよう工夫しながら作成を行いたいと思います。TAKENOENのみなさん、円福寺さん、いつもご協力ありがとうございます。

【科学部】アカダイコン班 長崎伝統野菜育成保存会会長を訪ねました!

10月12日(土)に、アカダイコンの組織培養に挑戦している科学部生徒が長崎伝統野菜育成保存会会長様のお宅を訪ね、伝統野菜についてお話をお聞きしました。
長崎には数種類の伝統野菜がありますが、農家の高齢化や栽培方法、種を存続させることのご苦労、若者の取組などについて直接お話をお聞きする中で、品種改良が進んだ誰でも簡単に作ることのできる野菜との違いに驚くとともに、種の保存のためにわずかな人たちが尽力されていることを知り、多くのことを考えさせられました。また、貴重なアカダイコンの種を分けていただき、大切な種を次世代に繋げるために大切に活用しようと強く感じました。研究への意欲はもちろんアカダイコンの種の保存に貢献したいという思いも強まった貴重な機会となりました。組織培養は失敗も多いですが、成功できるようこれからも頑張っていきたいです。

Sクラス サイエンス・ダイアログ

10月1日に2年6組(Sクラス)がサイエンス・ダイアログの講義を受講しました。このサイエンス・ダイアログでは、九州大学大学院農学研究院のJahidul HASSAN博士(ハッサン先生)に英語で講義をしていただきました。ハッサン先生は農学が専門のため、農学が社会のいろいろなところで関係していて重要であることや、どのようにして現在の研究テーマであるポトルの単為結果に興味を持つようになったのかをお話ししてくださり、単為結果の仕組みを紹介してくださりました。また、糖度計やノギスなどの道具や、研究における考え方なども教えていただき、生徒は講義内容に興味を示していました。生徒による感想を一部紹介したいと思います。

「実際に種なしとありを区別できたので分かりやすかったです。」

「研究内容で聞いたことがない言葉がありその意味を知れたりして楽しかったです。」

「英語で研究のことを聞くのは難しかったけど面白い内容でよかった。」

「ぶどうの実験楽しかったです。」

「身の回りの疑問から発展していくことによって、新しいものや研究ができることがよくわかった。」

 英語で長い時間、講義を聞くのは集中力が必要だったと思いますが、しっかりと聞いていたのでさすがだと思いました。今回の講義は、勉強や研究、大学選びなどに対するモチベーションにもつながったかと思います。今後の生活に今回の学びを生かしていってほしいと思います。