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Sクラス 第2回 校外サイエンス研修

 7月23日に2年6組(Sクラス)が校外学習に行ってきました。ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社 長崎テクノロジーセンターと、長崎ペンギン水族館の見学に行ってきました。

 長崎テクノロジーセンターでは、ソニーの会社が音楽や金融などを含めて様々な領域を手掛けている中で、イメージング&センシングソリューションの領域でどのようなことをしているのか詳しくお話を聞くことができました。イメージセンサーは、カラーフィルタを通った光に半導体が反応する仕組みで、デジタルカメラなど、身近なものに多く使われていることを知りました。長崎南高校のOBの方の講義では、生徒たちは大変興味を示していて、講義が終わった後も、仕事のやりがいや企業についてなどたくさんの質問をしていました。また、イメージセンサーには、いろいろな種類の半導体が作られていて、自動運転において暗闇から炎天下にも対応できるように、改良がなされているそうで、トンネルの向こうの見え方の違いや、短波長赤外光を使った見え方のデモンストレーションを見せてもらいました。施設内見学も、実際に働く社員の姿を見ながら良い刺激を受けている様子でした。

ペンギン水族館では、バックヤードの見学をしました。館内にいるペンギンの生態について教えてもらうとともに、バックヤードにいるアカウミガメやアオウミガメ、タイマイなども紹介してもらいました。また、例えば、館内に入れる前には、薬剤で魚類の体表から物質を落として調べ、病気だったら事前に治療を行うこと、飼育以外にも機械のメンテナンスなどを業務としていることなど、水族館での飼育の裏側を知ることができました。陸地で竹林の面積が増えすぎると、土壌の質が低下して水中の栄養素も少なくなるため、竹林を伐採して水槽内に活用する取り組みについても知りました。生徒も、いろいろな話を聞くことができて有意義な時間だったと話していました。

今回の校外学習では、本校のOBの方の話も聞けて、普段の学習への意欲にもつながるとともに、半導体技術に関するお仕事の様子や、水族館での飼育に関することなどを知り、視野が広がったと思います。