SSH活動情報
SS探究Ⅰ「協働的学習者育成プログラム」
令和7年6月10日(火)、1年生のSS探究において、「協働的学習者になるためのプログラム」を行いました。
長崎の具体的な地域課題を題材とし、チームで協働して、個々人が持つ情報や考えを共有したり、チーム全員が納得することを目指し、ケーススタディに取り組みました。題材にはさまざまな情報があり、情報共有の難しさを体感したチームがありました。また、皆の納得を得る話をすることは、日頃の学校生活にも通じることがあり、今回の授業が日常生活とつながった生徒たちが多くいました。
SS探究Ⅰ 主体的学習者育成プログラム 問題発見編
令和7年5月27日(火)、1年生のSS探究において、「主体性を高めるプログラム」を行いました。
自ら社会の課題を発見できる能力を身につけ、自ら考え行動できる人となることを目指し、ケーススタディに取り組みました。
SS探究Ⅰ タブレットPC活用講座
1年生は、5月20日(火)にタブレットPC活用講座を実施しました。
ファイル管理やTeamsの基本機能など、日常的にタブレットを活用するための基本技術を身に着けるための説明・実習がありました。
SS探究Ⅰ ガイダンス
1年生のSSH活動がスタートします。
5月13日(火)は、スタートにあたってガイダンスを行いました。
これから、科学への興味関心を高め、科学的思考力・判断力を持って社会で活躍できる人になるための授業を行っていきます。
校外サイエンス研修
2月14日(金)に理系Sクラス(2年6組)が大村市の「長崎県環境保健研究センター」を
訪問しました。この研修は、「地元の科学関連施設を訪問し、実体験を通して先進的な科学技
術や研究方法を学ぶことより、科学への関心と探究活動への意欲を高め、SSH課題研究を進
める上での一助とする」ことを目的に実施し、今回が今年度3回目となります。この訪問で
は、地域における環境・保健衛生に関する公的な調査研究という重要な役割を果たしている
現場を見学し、続いて「放射性物質測定」「溶存酸素濃度測定」「遺伝子増幅産物電気泳動」
「酵素結合免疫吸着測定」の4班に分かれ、所員の方々のご指導のもと、最先端の実験を体験
しました。生徒達にとっては、知的好奇心が高まり、科学実験の楽しさを知る貴重な機会とな
りました。
SSH海外研修
12月18日(水)~25日(水)、科学部4名(2年生)がタイを訪問しました。中心となった活動は、タイ王国から招待を受けて参加した「タイ・日本学生ICTフェア(TJSIF)」です。マレーシアとの国境に近いタイ南部サトゥン県にある「プリンセスチュラポーン科学高校」のサトゥン校を会場として開催され、多くのタイの高校生と交流しました。
〔Sクラス〕沖縄科学技術大学院大学訪問(修学旅行)
12月11日(水)に理系Sクラス(2年6組)が、修学旅行〔12月10日(火)~13日(金)〕の中で「沖縄科学技術大学院大学(OIST)」を訪問しました。OISTは2011年に設立された、5年一貫制博士課程の大学院大学で、50以上の国から研究者が集まり、先駆的かつ学際的な研究が行われており、SSH向けの「SEEDプログラム」も設けられています。この訪問・研修での実体験を通して、生徒達は探究活動への意欲を一段と高めることができました。
課題研究中間発表(2年生)
11月15日(木)に課題研究の中間発表会を行いました。
2年生(63回生)は、1年生の後半からテーマ設定や班編成を行い、4月から本格的に課題研究を開始しました。これまでの研究で得られた成果や今後の方針についてポスター発表を行い、外部審査員の先生や本校職員、在校生からの質問に答えたり助言をもらったりすることで、さらなる研究の深化につなげます。
初めてのポスター発表に戸惑う姿も見られましたが、回数を重ねるごとに発表も上達していました。発表3分、質疑・助言2分という限られた時間の中で、様々な視点からたくさんの助言を得ることができ、とても有意義な時間となりました。
また、参観者として参加した1年生は、先輩方の発表から今後の課題研究のテーマ設定のヒントを得ることができました。今週から「探究力向上講座」が始まり、テーマ設定やリサーチクエスチョンの立案について学んでいきます。
〔SSH〕キャリア・サイエンス講座Ⅱ(キャリア特進コース)
10月31日(木)2年生のキャリア特進クラスを対象にキャリア・サイエンス講座を実施しました。
地元長崎の大学の先生方やそれぞれの現場で活躍されている方々から、今の学びと将来の学びとの繋がりや科学と実生活との関わりを学び、体験することを通して、キャリアプランニング(自己実現と社会貢献意識)や課題対応力(自然や社会の課題に気づく力)の向上を目的とし、進路希望に合わせて、看護系と地域貢献系に分かれて校外研修を行いました。
(1) 「 体位変換 」
長崎県立大学看護栄養学部看護学科 三重野 愛子 准教授 他
(2) 「自己のキャリア形成と地域貢献活動を両立させる一考察」
「チエノワ」共同経営者 寺澤 祥 氏
【生徒の感想】
・OODAループ:観察→判断→意思決定→実行 これからの人生で様々なことを判断する場面がある中で、自分には何ができるか。周りにはどのような影響が出るかなどを考えて生きていきたいです。
・固定化された生活だけでなく、いろんなことに挑戦していきたいと思いました。
・小さなことでも行動することで、地域の方との関わり、貢献することができるという考え方が良いなと思いました。
・高校や大学の看護科のオープンスクールなどで実習を見たりしたことはあったけど、あんなに近くで長い時間見ることは初めてだったので、すごく貴重な体験でした。たくさんのわからない医療用語を話していて学生のみなさんはとてもかっこよかったです。体位変換では実際にグループの人たちが取り組んでいる時、説明で見た時よりもすごく苦戦していて、本当に難しいんだなと感じました。1回の説明でたくさんのメモをして実践する力やたくさんの用語を覚え、しかも根拠も書かなくてはならない、本当にたくさんのことを勉強しなければならないと改めて実感しました。このようなことが直接体験できたことが財産になりました。ありがとうございました。
・講義で学んだ看護の基本で特に印象に残ったのは「看護とは回復するまでの心理的なケアをすること、患者の声に耳を傾けることが大切」「誰でもできることではなく、看護師にしかできないことをする」といった言葉でした。また、実習では1回のデモンストレーションで即座にメモを取り学んでいました。今回のテーマは「体位変換」でしたが、一つ一つの変換を説明するスピードが速く、難しいので、理解するのがとても大変そうに見えました。学生さんは自分のメモを見ながら班の人と協力して笑顔で実習に取り組んでいました。
R6未来デザインスクール
10月22日(火)産官学より講師約47名(大学33、研究機関2、企業6、官公庁6)を迎えて未来デザインスクールを開催しました。先駆的や研究や取組を講師とのポスターセッションや研究に関わる対話から学び、社会への科学の貢献について理解を深めました。
1年生は進路選択や来年取り組む課題研究のテーマ設定に関する視野を広げることができ、2年生は現在取り組んでいる課題研究をより深化させるための具体的なアドバイスやヒントをもらうことができました。
【 生徒の感想(1年生) 】
◇非常に有意義な時間になった。積極的に質問することによって、それに応じた回答を得ることができ、自分の興味を深く追及するきっかけとなった。
◇様々な分野の講師の方からお話を聞くことができました。自分の興味のある研究や将来的にかかわってきそうな研究のお話を聞くことができていい経験ができたと思っています。
◇一人一人が研究やその仕事に対しての熱意が伝わり尊敬しようと思ったし、いろんな事に興味が出て今後の進路も選択肢が広がったので良かったです。
◇学びになった部分が多く新しい視点の向け方や考え方なども学ぶことができてとても楽しく、いろいろと参考になりました。今後の課題研究などにも生かしていきたいです。
◇今まで研究というと難しいものばかりというイメージがあったが、今回この体験をしてみて以外に身近なことに関連するものが多くどれも面白いものばかりでより関心深まった。
◇研究を聞いてその研究の詳細を知るだけでなく問いの立て方や実験する上での工夫、実験の進め方など多く学ぶことができて本当に貴重な体験になったなと感じた。