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SSH活動情報

グループ SS探究Ⅰ(MS講座②)

1年生のSS探究Ⅰでは、10月6日と13日の2週に渡り、M‐S(Minami STEAM)講座②『探究のプロセスを理解する~データ分析編~』を行いました。

経済産業省と内閣官房から提供されているRESAS(地域経済分析システム)を使って、地域の人の動きに注目したグループワークを行いました。

①データを活用して分析する
②課題を発見する
③データを根拠に論理的に思考する
④結論を導くために客観的に判断する

探究活動を進めていく上で必要になる上記のプロセスを踏まえ、気づきや意見を出し合いました。最後に数学と地歴公民の先生からの解説を受け、理解を深めるとともにテーマと教科とのつながりを確認しました。

今回は、地域の課題発見とデータ分析をテーマに地歴公民・数学・情報に関する教科横断的な内容に取り組みました。次回、MS講座③では自然科学評論系(国語・英語・理科)に関する教科横断型講座を予定しています。

 

 

会議・研修 多彩な講師を迎え、令和5年度未来デザインスクールを10月27日(金)開催!

 SSH事業の一環として「令和5年度未来デザインスクール」を10月27日(金)13:05より本校体育館にて開催します。「新たな出会いをきっかけに、あなたの未来のデザインが始まる」をテーマに、41名(39ブース)の産学官の講師をお招きしてポスターセッション形式で交流を行います。課題研究に取り組む2年生には研究方法などのアドバイスを、1年生にはこれから取り組む課題研究のテーマ設定のヒントをそれぞれつかんでほしいと願っています。

※詳しくは下に掲載しているPDFをご覧ください。↓

R5未来デザインスクールについて.pdf

会議・研修 サイエンス講座(SS探究Ⅰ)

9月15日(金)、1年生を対象にサイエンス講座を実施しました。2・3年生で行う課題研究における課題対応力(自然や社会の課題に気づく力、研究テーマを自ら設定・計画する力)の向上を図ることを目的としています。
8つの企業や研究機関の専門講師から、講義やワークショップを通して、先進的な科学技術や科学と生活の関わりを学びました。

【講座と講師】

1 「感染症とたたかう~最高レベルの感染症実験施設とともに~」
   長崎大学高度感染症研究センター 好井健太朗

2 「情報:考える仕組みを考える学問」
   長崎大学情報データ科学部 酒井智弥

3 「インタビューやアンケートをもとにした質的データ分析の在り方、医療と研究活動」
   活水女子大学看護学部 井口悦子

4 「大学生で起業。地方創生という仕事」
   株式会社PAL FLAGs 富永雄伍

5 「長崎県の人口の統計分析」
   県統計課利活用支援班 山口雄介

6 「デジタル社会のゲームチェンジ~”デジタル時代の長崎のこれから”につなげて~」
   株式会社CAC Holdings 島田俊夫、齊藤学

7 「スポーツビジネスにおける"集客”を知る」
   株式会社長崎ヴェルカ 田河毅宜

8 「蚊の生態・飼育と誘引実験」
   アース製薬株式会社 山本美由紀、加藤伝、(オンライン)有吉立、浅井一秀

 

 

 

 

 

 

会議・研修 SSH生徒研究発表会、神戸サイエンス研修

神戸市でSSH生徒研究発表会が開催され、3年生の課題研究班4名が参加しました。またその機会を利用して、科学部1・2年生4名も同行し同市内でサイエンス研修を実施しました。

 

 8月7日(月) 神戸大学大学院理学研究科で研究室訪問を行いました。生物学の研究室で、ミツバチの行動と神経生理学の先端研究を教えていただきました。ミツバチのコミュニケーションである8の字ダンスとそれに伴う神経生理研究の紹介を受け、科学部生徒が取り組んでいるミツバチの採餌行動についても質疑応答を行いました。その他にも植物の形態形成、動物の神経行動の各研究室も案内していただき、最新の研究設備やそれぞれの専門の研究について学びと驚きの連続でした。

 

 【生徒の感想より】 どの研究も難しく、理解することがとても困難でしたが研究の意図がわかると面白く、自分の知識が深くなっていくのを感じました。特に面白いと感じたのはミツバチの生態や学習行動についてです。1つの疑問点に焦点を当てて研究することは、わかっていくことが1つずつ増えていくようで面白く、困難であると感じました。

 

8月8日(火) 理研BDR(理化学研究所生命機能科学研究センター)を訪問し、ライフサイエンスの先端研究の説明を受けました。iPS細胞が、立体的な組織への分化を目標に、先端ロボットを用いて次の段階に研究が進んでいること、またGFP(緑色蛍光タンパク質)を用いた遺伝子操作や、臓器の透明化技術など、「見る」ための実験手法はとても興味深い話でした。

 

【生徒の感想より】 ヒトの一生についての研究を、細胞やDNAレベルの細部、ほかの生物の生態や遺伝子のヒトとの共通点などの多角的な視点から調べていて、多くの知識が得られました。また、自分たちの研究は進まなくなってしまっているので、もっと多くの視点からアプローチする必要があると思いました。

 

8月9日(水)、10日(木) SSH生徒研究発表会に参加しました。230のSSH指定校がそれぞれ1つずつ研究作品を持ち寄り、ポスター形式で互いに研究を紹介しました。3年生のアカダイコン組織培養班は、様々な指摘や助言、質疑応答を重ねることで、研究の改善点や不備に多く気づくことができました。レベルの高い研究がとても多く、研究の手法や、着眼点など参考になることがとても多くありました。

【生徒の感想より】第一に思ったことは自分の考えを相手に伝えることの難しさです。正しく伝えるためには、それだけの話す工夫や準備が必要だということがわかりました。そしてもう一つは科学の面白さです。科学という言葉で一括りにはできないほどの分野、考え方、未解明な点があり、その1つ1つについて同じ高校生と議論をすることは改めて素晴らしいと感じました。

会議・研修 SSHトレーニングⅢ 課題研究成果発表会

7月12日(水)、3年生が課題研究成果発表会を行いました。第1部では以下の4班がステージ発表を行い、第2部では全班がポスターセッションを行いました。

【口頭発表】
 「快適な住まいと窓の関係~光の入り方と室内温度の変化~」
   発表者:榎屋結・早田彩恋

 「高校生は読書から得る力をどのように捉えているか
       ~インタビューとアンケート調査にみる高校生の読書観~」
   発表者:小野咲良・松下笑子・角井寧々

 「組織培養によるアカダイコン胚を用いたカルス形成
       ~組織培養で伝統野菜の絶滅を防ぐ~」
   発表者:三浦和之・竹山惣一朗・上田翔太・松井喬祐

 「一人一台端末の自主学習への活用
       ~スケジューリングと個別最適化の学習効果について~」
  発表者:栗山真幸・猪村美結・堺あゆみ・森田陽菜実

自らの興味関心にあわせてテーマを設定し、2年生の4月から1年4ヵ月かけて取り組んできた課題研究の集大成です。思うよういかず悩んだ経験や失敗から学んだことも多くあると思います。計画的に研究を進める必要性や時間を有効に活用すること、メンバーとの情報共有や協力体制の構築など、自分たちの反省を1・2年生にアドバイスとして伝えている班もありました。
これから3年生は、論文の作成に取りかかり、課題研究の総仕上げを行います。